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内断熱で大丈夫か?

『いい家が欲しい』と『住んでわかった外断熱の家』で指摘されている内断熱
の弱点として

1)断熱のラインが連続していない
2)施工に手間がかかる(柱と断熱材の隙間を埋めるのが手間)
3)気密シートの電気,水道等の配管で破れる
4)壁体内結露を生じる

などが上げられています。

1)は内断熱の場合,柱の間に断熱材があるため柱の間は断熱性能=断熱材となるのに対し柱の断熱性能=木の断熱性能となります。
対して,外断熱では柱の外側に断熱材があるため断熱性能は均一となります。

2)は内断熱では壁の間に均一に断熱材を入れる事が望まれるのですが断熱材と柱を隙間無くうめるのに手間がかかります。

3)は室内の水蒸気が壁内に侵入するのを防ぐために気密シートをはります。これは内断熱でも外断熱でも同じですが内断熱の場合は構造上,電気,水道等の配管類は気密シートを破る必要があります。破った箇所はテープで補修する必要があるのですがこの手間が余分にかかる。外断熱ではこのような手間は無い。

4)は壁の中に進入した水蒸気が結露を起こし壁内の断熱材を濡らしてしまう事です。(壁体内結露という。)
内断熱に使われるグラスウールは濡れてしまうと断熱効果が無くなります。
このようなことがおきない様に断熱材の内側に気密テープを貼るのですが3)の理由から内断熱では隙間が出来やすい。


1)から3)は施工時に細かくチェックすれば防げると思うのですが4)は水蒸気の進入を完全に防ぐのは無理です。

どんなに注意深く施工しても必ず隙間は出来ますので・・・

という事は『内断熱=壁体内結露が発生する』という図式ができるので内断熱にはしたくないと思っていました。

上記の本には内断熱における壁体内結露を防止する方法が記載されていないので断熱に関する第三者の立場にある南雄三著の『断熱・気密のすべて』で調べなおしました。

すると,内断熱においても壁側から気密シート,断熱材,外側通気層,防風層と正しく施工されれば極寒地でなければ壁体内結露は生じる事はないとの事が書かれています。

外側通気層を設ける事で壁内に侵入した水蒸気は結露することなく排出されます。
但し,気密シート・断熱材・外側通気層・防風層の各々の透湿抵抗を適正に配置しなければいけないと書かれています。
一言で言えば外側へ行くほど透湿抵抗を低くする事が原則となります。


『断熱・気密のすべて』を読む事によって,壁体内結露は正しい施工をして外側通気層を設けて透湿抵抗を適正に配置することで壁体内結露を防ぐ事は出来るのだと考えを改めました。


この壁体内結露については大変興味深い内容でした。私の未熟な説明では何の事か解らないと思いますので是非,『断熱・気密のすべて』を一読されてみてはと思います。
p100に詳しく記載されていますので。


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投稿者 takaya : 2005年12月02日 05:50

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